ビジモ図鑑 › 企業一覧 › メーカー

堀場製作所の強み・弱みとビジネスモデルほりばせいさくしょ

社是は「おもしろおかしく」。世界のエンジンと半導体を測る京都企業。

ビジネスモデル:計測ニッチ首位群 / 業界:メーカー

堀場製作所とは?どうやって儲けている会社か(一言で言うと)

京都発の分析・計測機器メーカーなんだ。自動車のエンジン排ガス計測装置では世界シェア約8割という圧倒的な存在だよ。いまの成長の柱は半導体で、製造装置に欠かせないガスの流量制御機器で世界首位級なんだ。ほかにも血液検査装置や環境計測など「測る」技術で複数のニッチ首位を持っている。社是「おもしろおかしく」に象徴されるユニークな社風でも知られるよ。

「計測ニッチ首位群」の型とは大きくはない市場で圧倒的なシェアを取り、価格決定力と高い利益率を得る型。「小さな池の大きな魚」の戦略です。

堀場製作所の儲け方の流れ(図解を文章で)

  1. 自動車メーカーに排ガス計測装置を届け、装置代金+校正・保守料を受け取る
  2. 半導体工場・装置メーカーに流量制御機器を届け、代金を受け取る

お金の入口自動車メーカーからの装置代金+校正・保守料、半導体工場・装置メーカーからの代金お金の出口図解では省略

堀場製作所の強み — 就活生が押さえたい3つのポイント

堀場製作所の強みは、「ニッチ首位の集合体」「計測は時代が変わっても必要」「「おもしろおかしく」の文化」の3つです。

強み1:ニッチ首位の集合体

巨大市場で戦わず、「測る」技術が生きる隙間市場で世界首位を複数持つ。中堅でも世界で勝てるお手本だよ。

強み2:計測は時代が変わっても必要

エンジンからEV・電池・半導体へ、測る対象を乗り換えて成長を続ける。技術の応用力が生命線なんだ。

強み3:「おもしろおかしく」の文化

仕事を楽しむことを社是に掲げる京都企業。独自文化が人材を引きつけ、発想の自由さを支えているよ。

堀場製作所の弱み・課題 — あえて語れると差がつく

主力のエンジン計測は、内燃機関からEVへの移行が進めば市場が構造的に縮小するリスクを抱えます。成長の柱である半導体向けも、業界特有のシリコンサイクルによる需要の振れを受けやすい事業です。複数のニッチ市場に分散しているがゆえに、経営資源の配分の難しさも指摘されます。

弱みを「知らない」のは危険ですが、理解した上で、それでも志望する理由まで語れれば強力な志望動機になります。逆質問の材料にもどうぞ。

PR 【無料】キャリセン就活エージェントで「それでも堀場製作所を選ぶ理由」を志望動機に磨き込む →

堀場製作所のビジネスモデル図解 — お金とモノの流れ

お金モノ・商品サービス・価値情報・データ
図解をテキストで読む

堀場製作所のビジネスモデル解説 — 誰に・何を・どう儲けるか

誰に、どう届けているか

自動車メーカーや部品メーカー(排ガス・燃焼・電池の計測)、半導体製造装置メーカーと半導体工場(ガス流量制御機器や分析装置)、大学・研究機関や素材メーカー(分析装置)、病院・検査機関(血液検査装置)がお客さまです。2025年12月期の売上高約3,331億円の地域別内訳は、日本が約23%、中国を除くアジアが約24%、欧州が約22%、中国が約18%、米国が約11%と、海外が約8割を占めます。

選ばれる理由(提供価値)

選ばれる理由は「測る精度」への信頼と、測定の基準として使われてきた実績です。自動車の排ガス計測は各国の規制試験に使われる装置なので、規制当局やメーカーが認める精度と実績が欠かせません。半導体向けのガス流量制御機器は製造装置に組み込まれ、わずかな誤差が歩留まり(良品率)を左右するため、装置メーカーは実績のある部品を選び続けます。装置を売った後の校正・保守サービスや、稼働状況を遠隔で見るサービスも安心につながっています。

収益源と課金の仕組み

収入は計測・分析装置の売り切りと、校正・保守などのサービス収入です。2025年12月期の売上高は約3,331億円で、先端材料・半導体フィールドが約1,565億円(約47%)、自動車の排ガス計測などを含むエネルギー・環境フィールドが約1,344億円(約40%)、血液検査装置などのバイオ・ヘルスケアフィールドが約422億円(約13%)です。営業利益約530億円のうち先端材料・半導体が約445億円(利益率約28%)と大半を稼ぎ、エネルギー・環境が約94億円、バイオ・ヘルスケアは投資継続で約9億円の営業損失でした。

コスト構造 — 何にお金がかかるか

費用の中心は精密部品と組立の人件費、そして研究開発です。2025年12月期の売上原価は約1,867億円(売上の約56%)、売上総利益率は約44%で、販売費及び一般管理費は約933億円(約28%)でした。研究開発費は約247億円(売上の約7.4%)と製造業の中では重く、エネルギー・環境分野だけで約94億円を投じています。有形固定資産は日本約579億円、英国約243億円と、開発・生産拠点を国内外に分散しています。

儲かり続ける理由(競争優位)

儲かり続ける理由は、複数の小さな市場でそれぞれ高いシェアを持つ構造にあります。排ガス計測のように規制試験の基準になった装置は、顧客が別のメーカーに替えると過去のデータとの比較ができなくなるため、長く使われ続けます。半導体向けの流量制御機器も装置に組み込まれた部品を替えるには再評価が必要で、切り替えコストが高いです。2025年12月期の受注残高は約1,534億円あり、納入後の校正・保守と消耗部品が継続収入を生み、研究開発費率約7.4%を賄う営業利益率約16%につながっています。

業界内での立ち位置

同じ計測・分析機器でも、研究用分析装置を幅広く揃える大手や、半導体製造装置そのものを作る会社と違い、堀場製作所は「自動車」「半導体」「医療」「環境」など分野の異なる複数の計測市場に、それぞれ専用の装置で入り込む型です。2025年12月期は先端材料・半導体が営業利益の大半を稼ぐ一方、自動車分野は排ガス規制やEV移行の影響を受け、分野ごとに景気の波が違うため全体では振れが抑えられます。「おもしろおかしく」を社是に掲げる社風で知られる点も、他の計測機器メーカーと違う特徴です。

堀場製作所の会社概要(設立・本社・従業員数・売上高)

設立1953年1月
本社京都市南区
従業員数約9,101人(連結・2025年12月末)、約1,573人(単体)
売上高約3,331億円(2025年12月期)
利益営業利益 約530億円(2025年12月期)
上場東証プライム(6856)
平均年間給与約821万円(2025年12月期・単体)
平均年齢42.8歳(2025年12月期・単体)
平均勤続年数16.0年(2025年12月期・単体)
初任給(大学卒) 285,000円(2026年度実績・京都本社勤務・公式採用サイト)
新卒採用数新卒採用 42人(2026年入社・堀場製作所・公式採用サイト)

数字の基準: 2025年12月期 有価証券報告書。連結/単体・時点は各行の表記のとおり。最新値は出典でご確認ください。

堀場製作所の事業内容 — 何を誰に売っている会社か

京都発の分析・計測機器メーカーで、事業は自動車の排ガス計測や電池評価などを含む「エネルギー・環境」、血液検査装置などの「バイオ・ヘルスケア」、半導体製造装置向けのガス流量制御機器や各種分析装置の「先端材料・半導体」の3フィールドです。2025年12月期の売上高は約3,331億円、営業利益は約530億円で、生成AI向けをはじめとする先端半導体関連の需要が牽引する先端材料・半導体フィールド(売上高約1,565億円、営業利益約445億円)が利益の大半を稼いでいます。エネルギー・環境フィールド(売上高約1,344億円)はハイブリッド車開発向けの燃焼計測需要などで増益、バイオ・ヘルスケア(同約422億円)は投資継続で営業損失でした。グループには流量制御機器の堀場エステックなどがあり、米国・欧州・アジアに開発・生産・販売の拠点を持っています。

堀場製作所の収益構造(ざっくり構成)

堀場製作所の将来性は? — 成長ドライバーとリスク

成長ドライバーは上で見た強み(ニッチ首位の集合体、計測は時代が変わっても必要、「おもしろおかしく」の文化)。リスク要因は「弱み・課題」で挙げた通りです。将来性は良い面だけで語らず、強みと弱みの両面から判断できると、面接でも一段深い企業理解として伝わります。

堀場製作所の社風・求める人物像

社是は「おもしろおかしく」で、人財育成方針では社員一人ひとりの「おもしろおかしく」を活かし、HORIBAのバリューである「チャレンジ精神」「誠実と信頼」「卓越の追求」の実践に向けた育成を進めるとしています。「行きたくなる研修所」をコンセプトにした研修センターFUN HOUSEや、社員自らがプログラムを企画する社内大学HORIBA COLLEGE、1984年の導入以来300名以上が参加した海外公募派遣制度など、独自の育成制度が特徴です。

社風は「合う・合わない」を測る材料であり、面接では自分の経験と会社の価値観の接点を1つ言えれば十分です。公式の行動指針や採用メッセージの言葉を、自分の言葉で言い換えて使ってください。

堀場製作所の働き方・選考フロー(勤務地・研修・ES・面接)

職種は研究開発、設計開発、ソフト開発、生産技術、品質管理、国内・海外営業、事業企画、経理、人事など幅広く、勤務地は京都・大津・東京・大阪・名古屋・福岡などの国内拠点と、米国・ドイツ・英国・フランス・シンガポール・韓国・中国・インドなどの海外拠点です。堀場製作所のほか堀場エステック、堀場アドバンスドテクノ、堀場テクノサービスがグループ各社として別に募集しています。年間休日は122日(2025年度)、昇給は年1回、賞与は年2回です。

選考ステップはエントリー→Web会社説明会→書類選考(Webエントリーシート)→2回程度の選考(対面・Web面接、適性検査など)→内々定です。採用実績は2025年入社44名(博士1名・修士15名・学部24名・高校4名)、2026年入社42名(博士1名・修士17名・学部15名・高専等3名・高校6名)です。

選考の日程・応募条件は年度で変わります。エントリー前に必ず公式採用サイト(出典参照)で最新情報を確認してください。

堀場製作所の面接対策 — 入社理由・志望動機の語り方

「大企業より、ニッチで世界首位の中堅」という企業選びの軸を語る材料として使うと説得力が出るよ。

入社理由(志望動機)は、上の強み(例:ニッチ首位の集合体)への共感を起点に組み立て、弱み・課題を理解した上で「それでも堀場製作所を選ぶ理由」まで添えると説得力が出ます。

堀場製作所の志望動機の例(型)

私が堀場製作所を志望する理由は、「ニッチ首位の集合体」という強みに惹かれたからです。特に「計測は時代が変わっても必要」は、(自分の関心・経験)と重なると感じています。弱み・課題も理解した上で、(学生時代の経験)で培った(自分の強み)を、堀場製作所で活かしたいと考えています。空欄を自分の経験で埋めて使ってください。例文をそのまま使うより、体験を1つ具体的に添えるほうが伝わります。
PR

ここまで読み込んだ内容を「自分の言葉」にできるかは別の話です。無料の就活エージェントに一度話しておくと、企業研究で掴んだ理解が面接で通じるレベルまで整理できます。

堀場製作所のライバル・競合企業

シマノデンソーアイシンブリヂストン三菱重工業

「なぜ競合ではなく堀場製作所なのか」をビジネスモデルの違いから言語化しておくと、志望動機に説得力が出ます。

堀場製作所のよくある質問

堀場製作所の強みは?

「ニッチ首位の集合体」「計測は時代が変わっても必要」「「おもしろおかしく」の文化」の3つです。巨大市場で戦わず、「測る」技術が生きる隙間市場で世界首位を複数持つ。エンジンからEV・電池・半導体へ、測る対象を乗り換えて成長を続ける。仕事を楽しむことを社是に掲げる京都企業。

堀場製作所の弱み・課題は?

主力のエンジン計測は、内燃機関からEVへの移行が進めば市場が構造的に縮小するリスクを抱えます。成長の柱である半導体向けも、業界特有のシリコンサイクルによる需要の振れを受けやすい事業です。複数のニッチ市場に分散しているがゆえに、経営資源の配分の難しさも指摘されます。

堀場製作所の入社理由(志望動機)はどう作る?

堀場製作所ならではの強み(ニッチ首位の集合体、計測は時代が変わっても必要、「おもしろおかしく」の文化など)への共感を起点に、弱み・課題を理解した上で「それでも選ぶ理由」まで語ると説得力が出ます。

堀場製作所の従業員数・売上高は?

従業員数は約9,101人(連結・2025年12月末)、約1,573人(単体)、売上高は約3,331億円(2025年12月期)です(2025年12月期 有価証券報告書ベース。詳細は本ページの会社概要と出典をご覧ください)。

堀場製作所の社風・求める人物像は?

社是は「おもしろおかしく」で、人財育成方針では社員一人ひとりの「おもしろおかしく」を活かし、HORIBAのバリューである「チャレンジ精神」「誠実と信頼」「卓越の追求」の実践に向けた育成を進めるとしています。 詳しくは本ページの「社風・求める人物像」で解説しています。

堀場製作所の選考フローは?

選考ステップはエントリー→Web会社説明会→書類選考(Webエントリーシート)→2回程度の選考(対面・Web面接、適性検査など)→内々定です。 最新の日程・応募条件は公式採用サイトをご確認ください。

出典・参考(一次情報)

会社概要の数字は上記の公式資料から転記しています(基準: 2025年12月期 有価証券報告書)。ビジネスモデル解説の数字の基準: 2025年12月期 有価証券報告書。強み・弱み・面接対策は当サイトの編集部による解説です。最終更新: 2026-09-29

Xでシェア LINEで送る はてブ

※学習用に簡略化した内容で、数字はおおよそのイメージです。最新・正確な情報は各社の公式IR・採用ページをご確認ください。